イドリス・エルバ、噂を否定「事実ではないが、褒め言葉として受け止めている」


伝説的アクションシリーズ『007』の次期ジェームズ・ボンド役に「黒人俳優」が起用されるのではないかという噂が囁かれるなか、名前の挙がっていた当事者の俳優が、みずから「事実ではない」と真っ向から否定した。
今月8日(現地時間)、海外メディアのバラエティによると、イギリス出身の俳優イドリス・エルバ(53)が長年続いている「次期ジェームズ・ボンド説」について直接否定した。
現在、映画『マスターズ・オブ・ユニバース』で俳優ニコラス・ガリツィンと共演中のエルバは、俳優ダニエル・クレイグが2021年に『007』シリーズから降板した後、継続的に次期ジェームズ・ボンドの候補として名前が挙がっていた。
しかしエルバは最近、海外メディアGQとのインタビューで起用に関する噂について「そもそも事実ではなかった」と明かした。
エルバは「僕は常にその可能性が現実的ではないと思っていた」とし、「ジェームズ・ボンドは元々そういう風に描かれたキャラクターだ。もちろんそんな話(起用の噂)が出たのは僕へ称賛として受け止めた」と述べた。
彼は続けて、「現実問題として、一部の市場ではそうしたキャスティングを受け入れない可能性がある」と指摘した。「ボンドは世界的に大人気シリーズである。すべての観客が黒人男性、あるいはアフリカ系男性がボンドを演じることを好むわけではない。それが彼らの文化的嗜好というものだろう」と自身の見解を述べた。
彼は「ジェームズ・ボンドというキャラクター自体を、無理に変える必要はない」とも強調した。エルバは「ボンドはもともと、非常に非現実的なキャラクターだ。多少のリアリティはあっても良いが、無理に時代的なメッセージを詰め込む必要はない」と持論を展開した。続けて「ボンドはあくまで現実逃避のための娯楽作品だ。世の中のすべての嗜好に応えようとするのではなく、ただボンドらしくあればいい」と締めくくった。
次期ジェームズ・ボンド選定のオーディションはすでに始まっているという。昨年、「Amazon MGMスタジオ」がシリーズの製作権を獲得した。そんななか、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ザ・クラウン』を手掛けた大物キャスティングディレクターであるニーナ・ゴールドが、次期ボンドの発掘作業を主導している。
『007』シリーズの次期作は映画『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が演出を担当する予定で、制作スタッフは比較的若い俳優を新しいボンドに起用する方向を検討中だと伝えられている。最近、ミュージカル『サンセット大通り』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞した俳優トム・フランシス(26)がオーディションを受けたことが知られており、ジェイコブ・エロルディ、アーロン・テイラー=ジョンソン、カラム・ターナーなども有力候補として挙げられている。
1972年生まれのイギリス出身俳優イドリス・エルバは、1990年代後半からキャリアをスタートさせた彼は、2016年のイギリス新年叙勲にて大英帝国勲章オフィサー(OBE)を授与される栄誉に輝いた。
彼は『アメリカン・ギャングスター』、『刑事ジョン・ルーサー: フォールン・サン』、『マイティ・ソー』シリーズ、『パシフィック・リム』、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、『28週後…』、『アンボーン』、『オブセッション 歪んだ愛の果て』、『ゴーストライダー2』、『プロメテウス』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ズートピア』シーリズ、『ジャングル・ブック』、『ファインディング・ドリー』、『スター・トレック BEYOND』、『ダークタワー』、『モリーズ・ゲーム』、『CATS』、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などに出演した。








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